2010
2010年に向けて皆さん頑張りましょう。
サッカー遺伝子を変えないとブラジルには一生勝てないですね。
でも、せめてオーストラリアとクロアチアには勝てるようにしたい!
そろそろ日本も模倣の時期をぬけて日本的なサッカースタイルを築き始めるべきではないでしょうか。
戦後の日本経済は欧米に追いつけ、追い越せで、真似から入って自分たちの地位を築き上げたのですよね。
それはサッカーにも言えることで、今はまだ真似しかできていません。
でも経済がそうであるように、日本のサッカーもそのままでは長続きはしないと思いますね。
そう遠くない昔の日本がそうであったように、日本人は職人気質を忘れてはいけません。
各ポジションの職人を育てていく必要があります。
特に中盤の選手はいわばサッカーの職人です。
また日本人の特徴として献身的で勤勉というものがあるように思います。
かつてはそのような傾向はあったと思うんですよね。
会社のために、組織のために、家族のために、家系のために・・・
そういう意味ではボールが出てこないかもしれないのに一生懸命走って、ボールが奪われたらまたDFして、という運動を繰り返すサイドバックの選手は、最も献身的で勤勉で、自己犠牲的な精神が求められるように思えます。
日本人のメンタリティーに当てはまるように思えるんですよね。
その割には最近、あまりサイドバックって育っていないような気もします。
そう考えると、最近の日本人には古き良き日本人のメンタリティーが欠けてきているのでしょうか?
組織を大事にすることと個をないがしろにすることは決してイコールではありません。
人を活かすことで自分が活きる、また個を活かすことで組織が機能していく。
最近Win・Winという言葉をよく聞きますが、今のサッカーに本当に大切なものです。
とにもかくにも日本人は日本人として、ないものねだりをしないように、今もっているものを最大限活かしたサッカースタイルを築き上げないと、2010年も辛い年になりかねません。
皆で日本人の良いところをもっと引き出していきましょう。
まだ日本には本当のサッカーが確立されていないのかも知れません。
サッカー?蹴球?
どちらにせよ自分達のスタイルを早く見つけ出さないといけませんね。